昨年度に引き続き、小学生に向けて当協議会事務局長が講話を行いました。今回福祉センター、保健センターに来たのは上小阿仁村小学校4年生の9名。「総合的な学習の時間」で福祉について学んでいるそうです。
1⃣講話『見つけよう!上小阿仁村のやさしさ』
最初は、当協議会の事務局長による講話を行いました。昨年同様、聞くときに座ったのは車椅子です。
福祉の概念の話のあと、より具体的に想像してもらえるように当協議会の活動を交えて紹介します。車椅子での乗降可能なワゴン車の写真や、「ふれあい食堂」で腕を振るうボランティア調理員の映像を見ると、「すごい!」などの声が上がっていました。時折メモを取る児童の皆さんの横顔から、真剣さが伝わってきます。
2⃣災害用具使用の体験
約40分の講話の後は実践編です。災害時用の「非常用トイレ」と「ヘルメット」の組み立てを行いました。
まずは「非常用トイレ」から。箱から取り出し、説明書を見ながら組み立てていきます。「こっちが表になるようにしたらいいんだ!」「うまくいかない…」など試行錯誤していました。たまに大人の手も借りながら、見事完成!
出来上がった簡易トイレが想像よりも小さかったからか、なかには「これだと僕のお父さんが座ったら壊れちゃうんじゃないかな…」と心配している児童も。120kgまで耐えられることを知ると驚いていました。
さらに、黒いポンチョを着て使うことも教えると「これだと周りから見られないんだね」と納得した様子でした。
続いてヘルメットです。保管時にかさばらないように工夫された防災ヘルメットを使用します。不思議な形をしているからか、最初は本当にヘルメットか半信半疑だったようです。しかし実際に作って被ってみると、「こんなヘルメットもあるんだ」と理解を深めていました。
実際に目で見て、手で触れることで分かったことも多くあったようです。
3⃣いきいきサロンに参加
毎月第1水曜日に開催している「いきいきサロン」に合流し、ボッチャで遊びます。小学生チームは赤、サロンチームは青に分かれて対決しました。
ルール説明のあと、いざ実践です!的になる黄色ボールに、いかに近づけられるかがポイント。カーリングのように的に近い相手ボールを弾くのもよし、的自体に当てて的を動かすのもよし、作戦を練りながら挑戦していました。
サロンチームはこれまで何度もボッチャをしている上級者がたくさんいます。サロンチームの絶妙なボール配置に悪戦苦闘しながら、声を掛け合っていました。
結果は小学生チーム1点・サロンチーム4点でした。惜しくも負けてしまいましたが、楽しく交流できました。
4⃣ふれあい食堂に参加
毎月第1水曜日に開催している「ふれあい食堂」にも参加。学校に戻ってから給食があるため一回り小さなお皿で提供しました。
美味しそうに食べる姿が印象的です。きれいに完食していました。
5⃣車椅子体験
最後は実際に車椅子に乗って動かしてみます。周りをよく見てぶつからないように操作していました。
車椅子を畳んで終了。後片付けもしっかり行いました。
これを機に、より福祉への関心が寄せられることを願っています。ありがとうございました!