『見つけよう!上小阿仁村のやさしさ』をテーマに、「総合的な学習の時間」を進めている上小阿仁小学校4年生の皆さん。今回はその一環として、『福祉について』というテーマで当協議会事務局長が講話を行いました。
元気のよい挨拶が響いたのち、さっそく講話スタート!と思いきや、まずは車いすのセッティングから。滅多に触ることのない車いすに興味津々でした。畳んでいる状態からしっかり開き、ストッパーをかけます。恐る恐る乗ってみる児童もいれば、「初めて座った!」と高揚した様子の児童も。車いすに座った状態のまま、講話開始です。
40分という限られた時間のなかで、「福祉」の漢字の成り立ちから始まり、福祉の意味や重要性、社会福祉協議会の役割、上小阿仁村社会福祉協議会の事業内容などをお話ししました。児童の皆さんの真剣な表情でメモを取りながら聞く姿が印象的です。講和後には「見守り配食サービスのお弁当を配るルートは決まっていますか?」「集めた赤い羽根共同募金は何に使われていますか?」など、質問が出る場面も。疑問に思ったことを積極的に聞いてくれました。
最後は実際に車いすを操縦してみます。慣れないなか、ゆっくり動かしていました。「1人だと、ちょっとした階段でも上がれない」「ぶつかったら危ない」「手や腕が大変」などの発言もあり、実際に体験しないと分からないことを多く感じ取ったようです。
今回の講話や車いす体験が、福祉への理解・高齢者や車いす利用者をはじめとする村民の方々への思いやりに繋がる一助となったら嬉しく思います。ありがとうございました!