今年度から村民のふれあい・支え合いの機会創出を目的としてはじまった「ふれあい事業」。毎週水曜日に福祉センターを開放して、カラオケや囲碁など思い思いに楽しむ常時開催の「ふれあい広場」や、ボランティア調理員が腕をふるう「ふれあい食堂」、移動手段がない村民向けの「買い物支援ツアー」など、多くの事業を行ってきました。
このような事業を行えるのも、ひとえに運営ボランティアの皆さま、参加者の皆さま、村民の皆さまのお力添えがあってこそ。そこで日頃の感謝を込めて、『ふれあい広場感謝祭』を開催しました。
おもてなしのために準備したのは、昼食やお菓子、飲み物、社協職員が収穫したサツマイモ(焼き芋)などです。焼き芋は有志の村民の方にお手伝いしていただきました。
開場時間になると、住民の皆さまが続々と集まります。「元気にしてた?」「ご無沙汰しています」「会えてよかった!」など、久しぶりの再会を喜ぶ声が飛び交っていました。
開始直前にはホールを埋め尽くすほどの来場者が!その人数なんと約70名です。平日の日中に関わらず、たくさんの方においでくださいました。
まずは当協議会事務局長による「ふれあい事業」の概要説明です。これまでに行ってきた事業について写真を交えて話しました。これまでの事業に参加している来場者も多くおり、思い出に浸りながら聞いているようでした。
当協議会清水理事による「乾杯!」の声を皮切りに、あちこちから賑やかな声が上がります。
昼食には、きりたんぽ鍋をご用意。この日のために婦人会から有志の方々にお集まりいただき、調理してもらいました。比内地鶏から出汁をとったスープ、新米のきりたんぽ、香り立つセリ…どれをとっても食欲をそそります。
来場者は、さっそく出来立てのきりたんぽを頬張っていました。美味しい料理・お酒を片手に、話も弾んだようです。
ご飯のあとは、お待ちかねの余興の時間です!カラオケ、楽器演奏、講話など、思い思いの出し物を披露していました。
オカリナ演奏に合わせて、来場者全員で童謡の『ふるさと』と、『浜辺の歌』を合唱。きれいな音色と歌声がホールに響き渡ります。
カラオケ大会では、テーブルに用意したカードに希望曲を書いてリクエストをする方式でした。イントロが流れ始めたらリクエスト者がマイクの前に立ち、伸びやかな声で歌いあげます。聴衆は歌声に合わせて手拍子をしたり、タンバリンを鳴らしたり、紙テープを持ったりしていました。なかには踊り始める人も!大いに盛り上がりました。
大盛況のうちに幕を閉じた「ふれあい広場感謝祭」。初めての試みでしたが、皆さまのご協力のおかげで無事に終えることができました。帰り際「楽しかった」「今日は来てよかった」「家族が遠くに行ってしまって自分1人で暮らしているし、近所の友達は亡くなったり施設に入ったりして少なくなっているから最近はずっと1人だった。だけど福祉センターに来て楽しくお喋りができて嬉しい」などのお言葉をいただき、職員一同光栄です。
今後も村全体から人が集まるような、まさしく“ふれあい”の場づくりの一助になっていきたいと考えています。
最後になりますが、「ふれあい広場感謝祭」開催に際してご協力いただいた調理ボランティアの皆さま、運営ボランティアの皆さま、誠にありがとうございました。